厚生労働省による平成26年国民年金被保険者実態調査によると、保険料を滞納している人は、平均すると23.3%であり、低所得者ほど滞納率は高くなっているが(21%~26%)、所得が1000万円以上の人でも滞納者が7.8%もいる。滞納する理由は、「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」がトップで、「年金制度の将来が不安、信用できない。」「納める保険料に比べて十分な年金額が受け取れない。」の順になっている。
厚生労働省は、高額所得者の滞納について、国税庁に強制徴収手続きを委任することが可能で、「所得1000万円以上で滞納期間13ケ月以上」のものは強制徴収の対象となる。今後の動きに注目したい。
なお、関連する厚生労働省のHPは以下の通り。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000107341.html